伝統ある竜騎士団、大きな機動力を誇る飛空挺団など
強大な軍事力を保持する軍事国家「バロン」――
バロン王は心優しき王であるはずであった。
しかし今の彼にかつての面影は微塵もなく、
諸国からクリスタルを略奪せんともくろんでいる。
……いったい、何故……?
飛空艇団「赤い翼」の若き隊長セシルは
良心の呵責に耐えられず、ついに王に意見する。
だが、彼の進言は反逆行為とみなされ、
「赤い翼」の隊長の地位を解かれてしまう。
さらには、ていよく幻獣討伐の任につかされ
事実上バロンを追放されてしまうのであった……。
王変貌の理由はなんであったのか?
そして事件を影であやつる真の黒幕とは?
地上のみならず地底世界や月世界までもを舞台に
裏切りと愛、哀しみと切なさを描いたシリーズ第4作! |