俺は…
守れなかった――… レイチェル――!! |
あのとき俺は
どんなことがあっても レイチェルの側から 離れるべきじゃ なかったんだ たとえどんなに 冷たくされても 俺はコーリンゲンに とどまるべき だったんだ…! でも俺は そうしなかった その方が あいつのためだと こじつけて 俺はきっと 自分が 可愛かったんだ 傷つきたくなかったんだ |
俺のことを
何もかも 忘れてしまったあいつの あの怪訝そうな まなざしが 怖かったんだ あいつは… レイチェルは 俺のせいで 記憶をうしない 過去を失くしてしまったのに それなのに 俺は――…! |